子どもたちは完成した冷やしちゃんぽん麺の商品名について意見を出し合い、

「手熊小絆麺」と名づけました。

作り方説明書には子供たちが書いたメッセージ。

8月には学校で試食会を開き、商品開発にも携わってきました。

児童「食べたらもちもちしててすごくおいしいです。」「学校がなくなるのは悲しいけど、この絆麺がずっと残っていて欲しい」「これが給食がいい、毎日がいい」

「おいしいから買ってください」

10月には市役所で手熊小絆麺の販売会を開き、150袋を完売。

売り上げは閉校行事などの費用にあてられます。
「どうもありがとうございましたーイェイイェイ」

野菜に合う手熊小絆麺は地元で話題となっていて、生産者も歓迎しています。
上浦東無人販売所・山道きみ子さん「子供たちにもですね、やっぱり大きくなってからでもここの野菜を食べたよとか、いうのを思い出していただけたら私たちはやりがいがあるというか、うれしいなと思います」

11月9日、地域の人たちが集まって学校で最後の感謝祭が開かれ、子供たちは絆麺について発表しました。

児童「絆麺という名前をつけた理由は知ってる?理由は手熊小が閉校しても一生絆を忘れてほしくないという意味でつけたんだ。きっとずっと仲良し、仲間という意味でもつけたんだ」

坂本さん「子供たちの思いとかも本当に詰まってますし、私たちの思いも詰まって、こうやっていっしょに取り組めたことは本当に幸せだなと思っています。」

つくり手と子供たちが開発した手熊小絆麺。閉校する学校の思い出と夢を乗せて今後は海外への輸出をめざしています。

絆麺には温かい醤油ラーメンタイプもあり、11月28日から長崎市のベルナード観光通りで開かれるイベント「ながさき推しグルメフェア」で販売される予定です。