長崎市で創業100年目を迎えた老舗の製麺所が2026年春に閉校する創立150年の小学校と共同で、閉校記念の新商品を開発しました。商品には子供たちの思いも込められています。

「はい!お待たせしました」

長崎を代表する名物の一つ、長崎ちゃんぽん。54年続く老舗中華料理店が使い続けるちゃんぽん麺があります。

江戸びし・中村芳隆代表「麺自体がマイルドなんですよ、それが気に入ってうちの当店のスープとあうというか」

その麺を製造している長崎市の佐藤製麺所。1926年創業でことし100年目を迎えました。

麺をつくる機械も100年近く稼働しています。

佐藤茂樹代表「初代から作っていたのが機械がどうしてもやっぱ、おいしい麺ができるもんですから、いまだに変えられないでおります」「おおげさにいうと100年前の物がいまだに食べられますよということなんです」

3代目の佐藤茂樹さん。麺の風味やのどごしを決める唐あく水の量や原料の小麦粉をこねる回数など初代からの製法を守り続けながら8年前からはつけ麺タイプのちゃんぽんなど新商品の開発にも取り組んでいます。

佐藤さん「めちゃくちゃちゃんぽんってこの年になって面白いと思いましたね」「いろんなのがちゃんぽんの形として成立していくというのが楽しみですね。」

佐藤さんに新商品のアイデアを提案しているのが長女の坂本千恵さん。商品の販売とPRを担当しています。

坂本千恵さん「初代からずっと100年近く続いてきた皆様に愛されているちゃんぽんを長崎を含め発信していきたいというのは思っています。」