大阪・関西万博のアンゴラ館の工事を無許可で請け負ったとして書類送検された下請け会社の社長らに対し、大阪簡易裁判所は罰金30万円の略式命令を出しました。

 大阪・鶴見区の「一六八建設」の社長(48)や元経理担当(50)ら3人は、建設業に必要な許可を得ずに万博のアンゴラ館の工事を約1億2000万円で請け負い工事をした建設業法違反の疑いで書類送検されました。

 大阪区検は、10月31日付けで社長ら3人を略式起訴し、大阪簡裁が罰金30万円の略式命令を出したということです。同じ容疑で書類送検されていた役員1人については不起訴処分としました。

 アンゴラ館の工事をめぐっては、複数の下請け業者が一六八建設からの工事費用未払いを訴えています。