県は霧島市霧島田口で見つかった死んだ野生のイノシシが家畜伝染病の豚熱に感染している疑いがあると発表しました。
(塩田康一知事)「検査で陽性と判定されれば、本県初となる野生イノシシの豚熱感染となる」

鹿児島県によりますと、霧島市霧島田口でおととい17日死んだ野生のイノシシ1匹が見つかりました。
県がきのう18日、ウイルス遺伝子検査をした結果、豚熱に感染している疑いがあり、きょう19日、国による確定検査が行われ、午後8時以降に結果が判明する見込みです。
陽性と確定すれば、県内で野生イノシシの豚熱への感染確認は初めてです。
これを受けて県は先ほど緊急の対策会議を開き、今後の対応を協議し、養豚農家に対して防護策を再点検することや、異常があった場合は早めに通報することなど注意を呼びかけることを確認しました。
(県家畜防疫対策課 藏薗光輝課長)「強い危機感を持っている。県の養豚は重要な基幹産業、徹底した防疫対策を行っていく必要がある」
「豚熱」は豚やイノシシがかかる病気で人には感染しませんが、強い伝染力と高い致死率が特徴です。














