大規模災害の時に、ドローンを使って「燃料」などの物資を届ける実証調査が、三重・いなべ市で行われました。

三重県では、南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生した際、道路の寸断などで多くの孤立集落の発生が予想されています。きょう、三重県などがいなべ市で行った調査では、山間部で集落が孤立した想定で、ガソリンなどの「燃料」に見立てた水をドローンで約7㎞離れた場所に届けるためのルート確認などを行いました。

三重県は、災害時の運用を視野にこの実証調査をもとに、今年度中にドローンの発着地点の選定方法や、法律上の手続きなどをまとめたガイドラインを策定する方針で、あすから南伊勢町でも、海岸地域を想定した同様の実証調査を行う予定です。