天元台スキー場を運営する株式会社天元台で、会社の資金およそ100万円の行方が分からなくなっていることが判明し、筆頭株主の米沢市などが、きょう会見を開きました。
天元台 太田幸男 社長「(会計)担当からは当初発覚した時『大きく金額が合いません』と報告をうけました」

株式会社天元台は白布温泉の観光事業を行う会社です。

会社側によりますと、夏山営業をしていた7月3日、売り上げ金帳簿と金庫の現金をつき合わせたところ、およそ100万円が不明になっていたということです。
会計担当者は1人でロープウェイと宿泊の2つの事業部の売上金をまとめ金庫で管理をしていました。

米沢市産業部 我妻重義 部長「最初は6月末までは確認していますという報告だった。よくよく聞くと5月末にしめて6月に入って以降、現金の確認をしていなかったことが発覚した。金種表だけで現金そのものはみていなかった。通常であれば毎日か何日かに一回(現金を)チェックをいれるところがなっていなかった」

天元台では社内調査を行いましたが100万円の行方は分からず調査を終了。筆頭株主である米沢市への報告が10月1日になるなどずさんな対応があったことから前の社長が責任を取り辞任しました。

およそ100万円の不明金の補填はなく、現在は「欠損」という形になっていますが、米沢市と天元台は、今後警察に被害届を出すことも含めて対応を検討するとしています。














