大阪・関西万博の会場に設置されている「ミャクミャク像」の撤去作業が今月29日に行われることが明らかになりました。これにあたり、大阪府は当日の29日、万博会場で「ミャクミャク旅立ちセレモニー」を開催することを発表しました。

 万博の開催期間中、会場内の東西ゲート付近では公式キャラクター・ミャクミャクのモニュメント=像が来場者を出迎えるように設置されていました。ミャクミャク像は現在も会場に残されていますが、移設に向け、今月29日に撤去作業が行われるということです。

 移設にあたり、29日午前11時ごろから、ミャクミャク像が置かれている万博会場・東ゲート前の広場で式典が行われます。

 セレモニーはミャクミャク像の所有者となる大阪府が主催し、参加を希望する大阪府民を1000人募集するということです。

 参加の応募方法は11月21日午後2時に大阪府のホームページで発表される予定です。

 参加者が大阪府民に限定されることについて、吉村洋文知事は午後1時からの定例会見で「できれば全国から募集したい思いはあるが、事業を行うのが大阪府なので準備を含めて負担が発生するなかで、府民を対象にした。博覧会協会主催でないのでご理解いただきたい」と説明しました。

 ミャクミャク像は万博会場から撤去された後、大阪府によって吹田市の万博記念公園に移される方針で、吉村知事は「来年3月ごろにお披露目するかと思う。太陽の塔とミャクミャクを一緒に見られるエリアに設置したい」などと話しています。