青森県鰺ヶ沢町で、小学生が詐欺被害防止を呼びかける「絵入りリンゴ」を配りました。このリンゴを栽培した農家は、リンゴの盗難被害を受けたことがあり、防犯活動に協力したということです。

鰺ヶ沢町のスーパーでは17日、舞戸小学校の3年生が買い物客に「サギに注意してください」と声をかけながら、絵文字入りリンゴを手渡していました。

リンゴには、県警の詐欺被害防止キャラクター「サギかもくん」と「気をつけてその話サギかも」が描かれています。

このリンゴは、地元の「SATO FARM(サトー・ファーム)」が“あるきっかけ”で警察へ広報活動をしたいと申し出て、栽培するようになりました。

SATO FARM 佐藤恵美 代表
「数年前にリンゴの盗難に遭ったのがきっかけで、こちらから警察に詐欺被害防止を呼びかけるリンゴを作り、配布したいと声をかけました」

県警によりますと、10月までに認知した県内の特殊詐欺被害額は4億5000万円を超え過去最高を更新したほか、SNS型投資・ロマンス詐欺も増えていて、両方をあわせた被害額は約12億円に達しています。