青森県むつ市の特産品「海峡サーモン」の来シーズンの出荷に向けた作業です。
「ニジマス」の幼魚を淡水から海水の「いけす」へ移し替える作業が進められています。
ニジマスの幼魚は、むつ市大畑町の山口養魚場で1年半ほど淡水で養殖していて、17日朝は、海峡サーモンの生産をしている北彩漁業生産組合の組合員たちが、幼魚を「いけす」から次々とあげていきました。
その後、組合員たちは幼魚を大畑漁港へ運び、海水に慣れさせるために塩分濃度を50%程度に調整した「いけす」へと移しかえていきました。
組合によりますと、幼魚の生育は順調で、平均で1匹あたり700gほどの大ぶりなサイズに育ち、なかにはすでに1kgを超す大物もいるということです。
北彩漁業協同組合 濵田勇一郎 組合長
「去年よりもサイズは大き目なので、春には結構大きなサーモンができると思います」
この幼魚を移す作業は、12月上旬まで続く予定で、海水に慣れた幼魚は約3km沖合にある津軽海峡の「いけす」に移されます。
その後、数か月間かけて養殖し出荷されることになっていて、組合は海峡サーモンの水揚げ量3年連続100トン超えを目指しています。














