社会人サッカークラブ・ジェイリースFCが、アマチュアの最高峰、JFLへの昇格まであと一歩に迫っています。最後の決戦に臨む意気込みを取材しました。

ジェイリースFCは、クラブ悲願のJFL昇格へ向けて入念な調整を進めています。2018年に創設され、J1から数えて5番目のカテゴリである地域リーグに所属しています。

今年は、松本や木島、八反田など、元トリニータのベテランから若手まで30人が揃い、九州リーグで優勝、国民スポーツ大会では県代表として成年男子の部で準優勝を果たしました。

(キャプテン・八反田康平選手)「出ている選手が違っても全員攻撃全員守備、みんなで同じサッカーができたり、結果も出すことができたりしているので、一年間みんなで積み上げてきたものがしっかりとここにきて出せている、全員の力がチームの力になっていると思います」

八反田康平キャプテン

今年のジェイリースFCが目指すサッカーは、相手よりも積極的に得点を狙う攻撃的なスタイル。守備でも高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い、裏や背後を狙って攻めるなど攻撃的に戦います。

(GK・加藤大喜選手)「まずは全試合無失点で行くというのが目標ですね。攻守ともにキーパーが良いプレーを見せれれば、おのずと結果もついてくると思うのでそこを意識してやっていきたいと思います」

各地域リーグの王者など12チームが出場する地域チャンピオンズリーグを勝ち抜き、11月20日から決勝ラウンドへ進みます。予選を突破した4チームが総当たりで戦い、1位はJFLに自動昇格、2位は入れ替え戦に進みます。チームは去年、この決勝ラウンドで涙を飲みました。

(八反田康平選手)「僕たちが求める基準のところをしっかりと出せれば、どのチームにも負けないと思うので、去年も感じましたけど昇格するかそれ以外か、一年間無駄になったとまでは言わないですけど、何も残らないのでとにかく今年は結果にこだわって必ず昇格したいと思います」

企業クラブとして、アマチュア最高峰の舞台を目指すジェイリースFCがいよいよ大一番に挑みます。