桜島はきのう16日に3か月ぶりに爆発し、噴煙が4400メートルの高さまで上がりました。17日も断続的に噴火しています。専門家は「今回は普通の活動」としながら「いつか起きるかもしれない大噴火を忘れてはいけない」と話します。

桜島の南岳山頂火口では17日午前6時前に爆発し、噴煙が2400メートルの高さまで上がりました。17日は夕方までに4回噴火し、火山灰は東の鹿屋市方向へ流れています。このあとも噴火が発生した場合、東の鹿屋市方向に降灰が予想されています。

桜島はきのう16日午前1時前、3か月ぶりに爆発し、噴煙が火口から4400メートルの高さまで上がりました。

降灰などの影響で、鹿児島空港では40便以上が欠航しました。
鹿児島市の桜島火山防災研究所・井口正人所長は「桜島としては普通の活動」としながら、「いつか起きるかもしれない大噴火を忘れてはいけない」と話します。

(桜島火山防災研究所・井口正人 所長)「噴火自体は毎年起こっていて、噴火の規模も過去にある噴火。特段異常な活動をしている訳ではない。
70年を超えて噴火活動を続けているが、噴火活動が活発なとき、あるいは静穏な時期、噴火しない時期は繰り返される。桜島が噴火する火山という当たり前のことを忘れないでほしい」
桜島の噴火警戒レベルは3の入山規制が継続中で、気象台は火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。














