再選から丸1年。知事選をめぐり相次いだ誹謗中傷について「条例制定を目指し県民に働きかけたい」などと述べました。

(兵庫県・斎藤元彦知事)「謙虚さをもって県政運営にしっかりと取り組んでいきたい」

 再選から1年がたちこう述べた兵庫県の斎藤元彦知事。

 斎藤知事は、去年県職員へのパワハラ疑惑などで告発を受け、県議会が全会一致で不信任決議を可決し失職。出直し選挙で、110万票余りを獲得して再選しました。

 知事選をめぐっては、真偽不明の情報がSNS上で次々と拡散し誹謗中傷が相次ぎました。

 そして今年1月、知事の疑惑を追及する百条委員会のメンバーだった竹内英明元県議が誹謗中傷に悩み自殺しました。

 こうした誹謗中傷が問題となる中、斎藤知事は防止に向けた条例制定を目指していますが、制定には至っていません。

(兵庫県・斎藤元彦知事)「SNSにおける誹謗中傷や事実でないことをすることは決して良くないこと。多くの方々に、SNS等における誹謗中傷などは控えるべきだということをしっかりとお伝えしていきたいと思います」

 県は、12月開かれる県議会で条例案を提案する方針で可決されれば年明けから施行される見込みです。