児童虐待防止のシンボル「オレンジリボン」。このオレンジリボンをたすきにし、リレーすることで虐待防止の啓発に取り組む団体に、17日、寄付金が贈られました。

寄付金を贈ったのは、大成商事など、6つの企業・団体で、鳥取県西部地区オレンジリボンたすきリレー実行委員会の中田和也委員長に、合わせて26万円が贈られました。

児童虐待相談件数は、2023年度、全国で22万5000件を超え過去最多を更新。

虐待種別内訳では、子どもの存在を無視する、おびえさせるなど精神的に苦痛を与え、自尊心を傷つける心理的虐待が、およそ60パーセントを占め一番多くなっています。

一方、鳥取県によると相談件数は、2024年度は187件で、前の年度より減少したものの、増加傾向にあるということです。

大成商事 佐田山有史代表取締役会長「近所にですね、そういったちょっとおかしいなということがあれば、すぐ児童相談所に相談をして、大人の責任で地域の子供たちが安全に暮らせるようにしていきたいと思っています。」

鳥取県西部地区オレンジリボンたすきリレー実行委員会 中田和也委員長「オレンジというのは明るい、あたたかい色だと思っています。これからもこの地域がもっと明るく、もっと楽しく、もっとあたたかい町ができるように頑張っていきたいと思います。」

リレーは、国が行うオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンに合わせて、毎年11月に実施されていて、今年は12回目をすでに実施したということです。