今年「きつねダンス」で注目を集めた北海道日本ハムファイターズのチアチーム、ファイターズガールの来シーズンのメンバーを選ぶオーディションが11日札幌ドームで行われました。

 流行語大賞にノミネートされるなど球界だけでなく世間を沸かせた「きつねダンス」。来年、新球場を盛り上げる新たなファイターズガールの
オーディションには道内外から過去最多の318人(去年は179人)の応募がありました。書類選考を通過した69人が2次審査にのぞみ、合格者44人が最終審査へ。

さまざまな個性を生かして自己PRした参加者


 最終審査では自由演技や面接のほか、個性あふれる方法で自己PRしました。

 今シーズンのメンバーから17人が再受験。他球団のチアガール経験者やテーマパークの元ダンサーなどキャリアもさまざま。

ダンス技術のほかに清潔感なども重視された審査

 審査ではダンスの技術のほかに声の大きさや出し方、清潔感などが重視されたといいます。

 そして厳しい審査の結果、合格したのは14人。地元が北広島の大学生も選ばれました。

新球場の地元・北広島在住の田中心優さん

 北広島在住の大学2年・田中心優さん(19)
「地元の北広島市に移転する年にファイターズガールになれることをとてもうれしく思っているので、全力でファンの皆さんと日本一を目指したい」

 なかには内定していた就職先に断りをいれて参加した学生もいました。

大学4年・上村優菜さん(22)
「社会人になる同じタイミングで、もう一度人生最後のチャンスをかけてということで挑戦しました。大学4年生ということもあるので、年齢的に難しいかなと思っていたんですけど、合格をいただけたのですごくすごく、うれしいという言葉で表現しきれない気持ちです」

 また高校3年生の志堅原花音さんは、兵庫県からチャンスをつかみました。

兵庫県の高校3年・志堅原花音さん(18)
「たくさんの人に夢を与えて笑顔になっていただいたり、私のことを憧れの存在として見てもらえるように、これからももっとダンスのスキルアップを目指したい」

 新たなファイターズガールは、今シーズンから継続する8人と今回選ばれた14人の22人で活動します。

『きつねダンスの生みの親』尾暮沙織さん

 『きつねダンスの生みの親』ファイターズスポーツ&エンターテイメント尾暮沙織さん
「今年はかなり厳しい中で合格したメンバーなので、我々も非常に期待することも大きいですし、エスコンフィールド北海道で様々なお仕事を経験してもらいたい」

 新たなファイターズガールの初舞台は来年3月、新球場でのオープン戦。世界がまだ見ぬ夢の球場を今年以上に盛り上げます。

新球場を盛り上げる“新生”ファイターズガール

 ゴーゴー、ファイターズ!