打線は直後の5回表、1死から連続四球で一、二塁とすると、西川が内野安打を放って1死満塁に。岸田は空振り三振で1死も、佐々木が押し出し四球で4-4の同点。続く石上は一二塁間を破るライトへのタイムリーを放ち6-4と2点を勝ち越した。

5回からは3番手で松山(中日)が登板し、ヒット1本を許すも1回を無失点。6回は4番手・隅田(西武)が2四球と制球に苦しむも、3つ目のアウトを空振り三振で奪い無失点で切り抜けた。

7回は髙橋(中日)が先頭の4番ノ・シファンを空振り三振に斬るも、3連続四死球で1死満塁のピンチを招くとレフトへの犠飛で6-5と1点差に。なおも一、二塁でセンター前に運ばれたが、センター・五十幡の本塁への好返球で走者を刺し同点は許さず。

8回の攻撃ではこの試合4つ目の押し出し四球で7点目を奪い2点差とするも、その裏に髙橋が2番のアン・ヒョンミンに左中間へのソロを浴びて再び1点差に迫られる。さらに9回は大勢(巨人)が2死から被弾し7-7の同点に追いつかれ引き分けとなった。

試合後、侍ジャパンの指揮をとる井端弘和監督(50)は「(得点を)取れるときにもうちょっと取れたところもあったんですけど、それは課題にしないといけないと思いますし、ピッチャーは一通りみんな投げましたので、これからもうちょっとずつアジャストしていければ、もう一つレベルが上がるのかなと思います」と試合を振り返った。26年3月に開幕する『2026ワールドベースボールクラシック™』に向けては「まずはしっかりと開幕に向けて準備をして、最高の状態で臨めたらいいかなと思います」と意気込みを語った。

≪侍ジャパン 主な日程≫
2月 事前合宿(宮崎)
3月2日 強化試合 オリックス戦(京セラドーム大阪)
  3日      阪神戦(京セラドーム大阪)

WBC1次ラウンド・プールC(東京ドーム)
3月6日 台湾戦
  7日 韓国戦  
  8日 オーストラリア戦
  9日 チェコ戦

準々決勝、準決勝、決勝は3月13~17日にアメリカ・マイアミで実施。