26年のFIFAワールドカップ(6月~7月)まであと7か月。現日本代表、森保一監督(57)と2002年に開催された日韓W杯にて日本を史上初のベスト16に導いたフィリップ・トルシエ氏(70)が、TBSサッカー番組「KICK OFF!J」でスペシャル対談を行った。

トルシエ氏は1998年から日本代表を指揮し、「フラット3」と呼ばれる3バックが横一列に並ぶ組織的な戦術を中心に、日本代表に新たなスタイルを吹き込んだ。99年にはワールドユース選手権(現U-20W杯)で準優勝。FIFA主催の大会で日本初の決勝進出を果たした。2002年の日韓W杯では、W杯初勝利、初の決勝トーナメント進出を果たすなど、日本サッカー界に数多くの功績を残した。

トルシエ氏:お久しぶりです。

森保監督:まずは日本サッカーの歴史を紡いでいただき、積み上げていただきありがとうございます。という感謝の気持ちを伝えたいです。

トルシエ氏:私は1998年に来日した時に、真のサッカー哲学、 一種の革命を作り上げるという強い意思を持って来ました。私はただプレーするのではなく、自分のしていることを理解しプレーする、巧みなサッカーを作り上げたかったのです。