「耐えられない」「心配かけてごめん」同僚へ漏らした苦悩

竹内さんの同僚だった迎山志保県議。

兵庫県 迎山志保 県議
「竹内さんはすごい勉強家で、すべての資料を置いてて、これでもだいぶ処分したんですけど」

竹内さんの辞職後も、LINEで連絡を取り続けていた。やりとりからは、苦しむ竹内さんの様子がうかがえる。

竹内さんからのLINE
「またうちに攻撃とかあったら耐えられません」
「薬の助け借りてなんとか眠ってる。心配かけてごめん」

1月18日、竹内さんは自宅で亡くなった。自殺だった。

兵庫県 迎山志保 県議
「『子供たちにこんな社会残したらあかんから、本当は頑張らないといけないのに、そのステージから降りてしまってごめんなさい』『もう情けないです』って。ずっと『情けない』『申し訳ない』と繰り返していた」

亡くなった翌日のこの発言が、まさに逮捕容疑となった。

立花孝志容疑者(1月19日・立花容疑者のYouTubeより※現在は削除)
「竹内元県会議員、どうも明日逮捕される予定だったそうです」
「明らかに犯罪をしていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で、自ら命を絶ったと考えるのが間違いない」

しかし、その後、兵庫県警のトップが県議会に出席。立花容疑者の発言を否定する異例の対応に出た。

兵庫県警(当時)村井紀之 本部長(1月20日・兵庫県議会警察常任委のYouTubeより)
「(竹内元県議を)被疑者として任意の調べをしたこともありませんし、ましてや逮捕するという話は全くございません。全く事実無根でありまして、明白な虚偽がSNSで拡散されていることは、きわめて遺憾である」

立花容疑者は「逮捕は間違いでした」と発言を訂正したが、尚も、誹謗中傷を続けた。

立花孝志容疑者(千葉県知事選挙 3月・大阪 立花容疑者のYouTubeより)
「生前も竹内を中傷してましたよ。だってあいつ悪いことしてるじゃん」
「そもそも政治家が中傷されたくらいで死ぬなボケ」