「依存症は治らない病気」「一生飲まない、が非常に難しい」
5年前に飲酒運転で事故を起こした山口さん。「次飲んだら、同じことをやるだろう、もっとひどいことをやるだろう」と語ります。
(山口 達也さん)
「依存症は治らない病気で、悪くなることはあっても、良くなることは一生ないそうです。私はこの後お酒を飲んだら5年前よりもひどい酔い方をするそうです」
「方法はたった一つだけです。アルコールを一口も、一生飲まない。ただこれが非常に難しいんですよね、一口も飲まない、ということが」
「簡単に言うと、脳のコントロール障害」
(山口 達也さん)
「私は現在53歳です。お酒を飲まなければ30年くらい生きられるのかな。ただお酒を飲めば20年、10年、5年、、、分からないです。どういう風に死ぬか分からないです」
依存症とは何なのか。山口さんは「治らない」「否認の病」、、、「簡単に言うと、脳のコントロール障害」と説明します。
(山口 達也さん)
「意思が働かない、ってどういうことなんだと。意思を働かせて人は生きているわけですよね。そもそも『気合を入れる』とか『約束をする』とか『絶対になんとか』、ということが働かないんだそうです」
この説明をすると、みな首をかしげるといいます。依存症者に会ったことがない人、もしくは何度も失敗を繰り返してしまう人には理解が難しい。。。「依存症はコントロールができない病気」なのだと訴えます。
「結局だから、私はこの先飲んでしまうかもしれないし、やめ続けるしかないわけです。そのためには『いろんなことをやるしかない』わけです」
そして山口さんは、依存症からの回復について語りました。まず体から回復し、その先に心の回復が待っている。非常に時間がかかるプロセスなのだそうです。
(山口 達也さん)
「飲まなければ、依存症っていうのは回復するそうです。『回復』という言葉です」














