鹿児島県鹿屋市で父親が住む住宅に火をつけ、全焼させた罪に問われている男の裁判員裁判で、鹿児島地方裁判所は14日、男に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、南大隅町の会社経営・門倉一樹被告(29)です。判決によりますと、門倉被告は去年8月、鹿屋市吾平町上名に住む父親の住宅にライターで放火し、全焼させたものです。
14日の判決で、鹿児島地裁の小泉満理子裁判長は「引火しやすいソファやベッドに火をつけている。罪を犯す意思が強固で、強く非難すべき」と指摘しました。
一方で「犯行当時、被告の父親は不在で、生命や身体に被害は生じておらず、家族が被告の更生を支援するとしている」などとして、懲役5年の求刑に対し、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。














