全国大会への切符をかけた中国中学校駅伝が16日に東広島運動公園で開催されます。注目校のうち14日は広島市を1位通過した江波中学校をご紹介します。
大会を3日後に控えた昨日13日。

江波中学校陸上部の長距離チームに本番で走るコースの詳細な資料が配られました。
真剣な眼差しでコース内容を確認するメンバーたち。まだ、何区を走るか明かされていない選手もいますが、全員で必死に勝利へのイメージを固めます。
Q良い走りをするイメージはできていますか?
「はい、毎日コース走っていますから、頭の中で。」
中国中学校駅伝には今年で3年連続の出場となる江波中学校。
去年は2年生を中心としたオーダーでありながらも他校に引けを取らない走りを見せ、歴代最高順位となる9位をマークしました。
そして去年の出走メンバーが最高学年となり迎える今年。チームを引っ張るのは、夏に女子800メートルの全国大会にも出場した吉宗生晴さんです。

吉宗生晴
「ここ1週間練習してきて脚がうごくから、このまま脚が動いたら良い記録が出せるなって思います。チームのみんなもどんどんタイムが上がっていたりしていて、良い調子だなって思っています。」
いまの時期に認められている部活時間は、放課後のわずか1時間。

さらに今年の春には3年生の主力選手が転校してしまうなど、決して万全な環境とはいえない彼女たちですが、自主的に公園に集まり朝練を行うなど、自分たちのできる限りを尽くして駅伝に向き合ってきました。
石原めぐみ先生
「がんばってきたことが形になればいいなっていうふうにはすごく思っているので、そこを最終的な目標として、去年よりも良い成績が残せたら良いなとは思っています。」
そして大会3日前のこの日、駅伝に出場しない陸上部員たちから似顔絵入りのメッセージが送られました。

「似すぎやね」
「めちゃくちゃ嬉しいです。がんばろうと思いました。」
「もらうこと知らなかったから、すごいびっくりしたし、みんながこうやって自分達のために書いてくれているのが嬉しかったです」
「身につけときます」「持っといて」
仲間たちからの思いがけないアツいエールを受け取った江波中学校駅伝チーム。

どの学校にも負けない強い絆を武器に、レースに挑みます。














