長野高専の学生が、学生の自動車レースでも使われるコースで、最新の技術に使った測量の実習を行いました。

長野市のクリーンピア千曲を訪れたのは、長野高専の環境都市工学科の4年生およそ40人です。
土木関係を学ぶ学生たちの目的は測量の実習。
6つのグループに別れ、まず「トータルステーション」や「ピンポール」と呼ばれる機材を使います。
基準となるポイントから20メートルおきにその地点の座標を記録。
距離を測り終えると、別グループが高さを測る「レベル」や「標尺」を使い、路面の高低差を計測しました。
高校生などが自作した自動車を走らせる「エコマラソン」の、レース会場にもなっているクリーンピア千曲。
主に燃費を競う競技では、ミリ単位でコースを把握することが好記録につながります。
大会の運営側から「学生の測量技術を生かしてほしい」と声がかかり、今回初めて校外での実習が実現しました。
実習ではこのほか、普段は講師として携わっている企業が特殊なドローンによる測量技術を紹介。
1秒間に10万点のレーザーを放射し跳ね返るデータを計測することでより正確な地形を把握することができます。

「あそこまで大きなドローンは見たことがなかったので普段は見れないことでしたのでとてもいい経験になりました、測量は基礎的な部分ではあるので絶対いつかは役に立つと思うのでこの機会に身に着けたい」
あわせて780メートル余りの測量を行った学生たち。
今後、ドローンのデータとあわせて3次元のコースマップを作り、大会の運営側へ提供するということです。