新潟県の花角知事は14日、原発の安全対策やテロ対策の不備への対応などを確認するため、柏崎刈羽原発を視察しました。
その後行われた30キロ圏内に位置する7つの自治体の首長と意見交換会では「知事の判断は尊重するが、再稼働の判断は時期尚早ではないか」という意見が出されました。
新潟県 花角英世知事
「核物質防護の部分、社内、社員の意識に関わるものを中心に拝見したい」
まず、BWR運転訓練センターを訪れた花角知事。震度6の地震で電源が失われたという想定で行われた訓練を、東京電力の小早川智明社長の説明を受けながら視察しました。

続いて、東京電力が再稼働を目指す6号機の原子炉建屋に移動し、非常時に使う電源ケーブルをつなぐ訓練の様子を見学しました。

花角知事
「ワンチームという言葉を伺いましたが、非常に意思疎通が円滑にできるよう、いろいろ工夫してる。そういう意味では非常に意識が高い」
知事が原発を視察するのは就任直後の2018年9月以来、7年ぶりです。

Q 7年前との違いについては
「少なくとも、セキュリティは格段に厳しくなりました。チェックポイントもチェックのされ方も厳しいように思いました」
再稼働に向けた“地元同意”の鍵を握る花角知事。
記者から「再稼働について問題ないと評価できるか」と問われると…
花角知事
「そんな簡単なものではない。こうして私自身の目で拝見し、肌で感じる中で判断していきたい」















