「落語にすると粉薬みたいで飲み込みやすい」子どもたちが戦争考えるきっかけに

落語で戦争を伝えるうえで常に意識しているのが、子どもたちの存在です。戦争について自分で考えるきっかけにしてほしいと話します。
(三代目・桂花團治さん)
「(落語は)登場人物2人3人て、複数出てくるじゃないですか。だから『俺はこう思う』『いやいやわしはこうで』とか違う意見をその1つの物語中に入れ込みやすいというのも、落語のいいところかなと思いますね」
「落語ってね、登場人物のセリフですからね。そういうことが伝えやすい手段というか芸能なので。聞いた子どもたちが考えるきっかけは作りやすいのかなって思ってます」
実際に、子どもたちからはこんな声が寄せられたといいます。
(三代目・桂花團治さん)
「(戦争を)そのまま伝えるのは錠剤みたいで、飲み込みにくいけど、落語にすると粉薬みたいになって飲み込みやすくなる」
子どもたちからの「わかりやすい」という声。実は、これも色んな登場人物が出てくるからこそ。登場人物のセリフに乗せて、様々な事象を説明しやすいからだといいます。














