魚じゃないと気が付いて、近づいてみたら、イノシシが泳いでいた
延岡市の島野浦島で相次いでいるイノシシによる被害。
なぜ、島にイノシシが現れるようになったのか?
島の住民から驚くべき情報が得られた。
(島野浦島の住民)
「対岸の九州本土から泳いで渡ってくるということは聞いたことがある」

島と本土との距離は2キロ以上。イノシシが海を渡ってくることなんてありえるのだろうか。

取材を進めると、海を泳ぐイノシシを捉えた映像を入手した。
このイノシシは島から本土へ向かっていたが、複数の住民から本土から島へイノシシが泳いで渡って来たとの証言が得られた。

(イノシシを撮影 佐藤伸一さん)
「初めて見た。予想がつかなかった。もしかしたら、マグロがすーっと行っていると思ったが、魚じゃないと気が付いて、近づいてみたら、イノシシが泳いでいた」

イノシシは、なぜ海を泳いで島にやってきたのだろうか?
狩猟文化研究所の田口洋美代表は、次のように推測する。
(狩猟文化研究所 田口洋美代表)
「延岡市内の生息環境が(イノシシの)密度が上がっている。密度が上がっていると、ストレスが個体個体にたまっていく。(イノシシにとって)安心・安全な場所に身を置いて繁殖をするのが理想。その欲求が海を越えたり川を渡ったりする」
















