メジャーリーグ機構(MLB)は14日(日本時間)に各リーグで打者として最も活躍した選手に贈られる“ハンク・アーロン賞”を発表、シーズンMVP、エドガー・マルティネス賞、オールMLBファーストチームに次いでドジャースの大谷翔平(31)が3年連続3度目の受賞。3年連続での受賞は2003年のA.ロドリゲス(ヤンキース)以来、史上2人目、3度の受賞はB.ボンズ(ジャイアンツ)に並ぶ歴代2位タイ。
ハンク・アーロン賞とは本塁打だけではなく、安打数や盗塁など打者としての攻撃力が評価され、その年の最も優れた打者に贈られるもので、アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグから各1人、殿堂入り選手からなる選考委員会とファンの投票によって受賞者が決定される。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破ってから25周年を記念して1999年に創設された。
今季、大谷は158試合に出場、打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁。打撃3部門(打率、本塁打、打点)のタイトルは逃したが、OPS(長打率+出塁率)は1.014、得点は146など個人スタッツではリーグトップとなった。
東京での開幕シリーズで今季1号を放つと、4月19日には父親リストを使用、第1子誕生に立ち会った。5月には月間自己最多タイとなる15本塁打をマークした。7月20日から日本選手初となる5試合連続ホームランを記録、8月28日には二刀流復帰後初勝利、ドジャース移籍後初白星。9月には史上6人目の2年連続50本塁打、そして、メジャー史上初の“50本塁打ー50奪三振”を記録した。
大谷はスーツ姿で登場し、「こんばんは、この度はこの名誉ある賞をいただき、また投票していただいた皆様に感謝を申し上げます。特にアーロン一家の皆様には感謝申し上げます。ご主人の功績は今も生き続けています」とメッセージを送った。
ア・リーグのハンク・アーロン賞はA.ジャッジ(33)が2年連続3度目、昨季と同様、大谷とジャッジの2人になった。
【ハンク・アーロン賞受賞者】
◆ナ・リーグ
大谷翔平(ドジャース)
158試合 打率.282 55本塁打 102打点 20盗塁 146得点 OPS1.014
◆ア・リーグ
A.ジャッジ
152試合 打率.331 53本塁打 114打点 14盗塁 137得点 OPS1.144
【ハンクアーロン賞受賞回数】
1位:A.ロドリゲス(ヤンキース) 4回
2位:大谷翔平(ドジャース) 3回
A.ジャッジ(ヤンキース)
B.ボンズ(ジャイアンツ)
3位:M.トラウト(エンゼルス) 2回
G.スタントン(ヤンキース)
C.イェリッチ(ブルワーズ)
B.ハーパー(フィリーズ)
P.ゴールドシュミット(ヤンキース)など














