高エネルギープロトン粒子の急増を観測
これらの太陽フレアに伴い、人工衛星などが活動している静止軌道(高度約36,000km)では、高エネルギーのプロトン粒子の増加が観測されました 。
高エネルギーのプロトン粒子とは、太陽フレアにともなって、水素原子の核の陽子が高エネルギーに加速され、宇宙空間に高速で飛び出した粒子です。
日本の気象衛星「ひまわり」でも、日本の経度上で高エネルギープロトン粒子が確認されました。
このプロトン粒子は、人工衛星の機器に誤動作を引き起こすなどの可能性があります。地上にいる人間や生物は、地球の磁場に守られているため、直接的な影響はないと考えられていますが、電波障害などが起こる可能性もあります。














