3日間連続 「最も規模の大きいクラス」の太陽フレアが発生
NICTによりますと、太陽面の中央付近に位置する「黒点群14274」で、11月9日から11日にかけてXクラスの太陽フレアが発生しました 。
太陽フレアは、X線強度によって、最も規模の小さいものからA、B、C、M、Xの順にクラス分けされており、Xクラスは最も規模の大きいフレアを示します 。今回観測されたXクラスのフレアは以下の通りです。
・11月9日16時35分(日本時間):X1.7クラス
・11月10日18時19分(日本時間):X1.2クラス
・11月11日19時04分(日本時間):X5.1クラス
特に、11日に発生したX5.1クラスの太陽フレアは、この一連の現象の中で最大規模となりました 。
鹿児島の山川に設置された観測機器イオノゾンデでは、大規模な太陽フレアに伴うX線や紫外線の急増で、高度60~90 kmの電離圏D領域で、短波帯の電波が吸収されるデリンジャー現象が観測されました。















