なぜ盲点? 紛失防止タグの仕組みとは

山形キャスター:
紛失防止タグの位置情報は、仕掛けた人物にどうやって届くのか、その仕組みの一例をみてみます。

まず、紛失防止タグはBluetooth信号を発信しています。

そして近くにいるときには、その信号を検知して位置情報が届きます。

一方、遠くにいるときには紛失防止タグの周囲のスマートフォンがBluetooth信号を検知し、クラウドで共有され、仕掛けた人物にも位置情報が届くという仕組みになっています。

つまり紛失防止タグはGPSとは違い、それ自体が位置情報を記録・送信する装置ではないと星教授は解説しています。そのため、これまで規制の対象外だったようです。

井上貴博キャスター:
スマートフォンがたくさん周囲にあり、検知した位置情報をクラウドで共有し、リレーしていくような感じですね。

デジタル技術が進化して間違いなく便利にはなっており、テクノロジーには光の部分がありますが、必ずそこには影の部分もあるのだと思います。抜け穴は潰していかないとだめですよね。

令和ロマン 松井ケムリさん:
自分の近くに紛失防止タグがあるとスマートフォンに通知が来ますが、機種や商品との相性によっては来ないこともあります。技術的に可能なら、全部に義務付けられるといいですよね。

出水麻衣キャスター:
すれ違いざまに、紛失防止タグをかばんに入れるようないたずらも流行っているといいます。

それを見つけた人がどう処理していいのかわからないという問題もあるので、対策もこれから周知していってほしいと思います。