国産チーズは将来性あり

出水キャスター:
蔵王酪農センターの『麹チーズ 蔵』は、農林水産省の支援で2018年から大学・酪農家・酒蔵などの共同研究で誕生したチーズです。

今回の開発の背景には、『酪農家の減少』があげられるということです。

酪農家の数は1963年がピークで約42万戸でしたが、牛乳離れや飼料高騰などの理由から2025年は約1万1000戸までに減少しています。

そこで、農林水産省は103億円で競争力向上のため開発・製造などを支援しているというのです。

蔵王酪農センターの宮沢秀夫 常務理事は、「国産チーズは将来性あり」といいます。

理由は主に3つあるといいます。

▼日本の生乳はとても優れているので、それを使ったチーズで付加価値高めることができる
▼海外のチーズ農家は1種類に特化してチーズを作っていますが、日本人の器用さで様々な種類を作ることができる。乳製品の中でも伸びしろが大きい
▼全国各地の酒粕で“ご当地麹チーズ”の可能性もある

令和ロマン 松井ケムリさん:
世界に発信できる日本の食べ物になるかもしれませんね。

出水キャスター:
世界で非常に人気の高い日本食と組み合わせる形で、国産のチーズが国内のみならず海外でも競争力が高まっていくといいですね。

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<プロフィール>
令和ロマン 松井ケムリさん
お笑い芸人
1993年生まれ 慶應義塾大学法学部卒業
M-1グランプリ2023・2024 史上初の連覇達成