秋の収穫祭「商売塾」本番

10月12日、収穫祭本番を迎えました。
あいにくの雨、それでも多くの人が会場につめかけていました。

「ドリンクどうですかー」
女川向学館の店も、大忙しです。
ボールを投げて遊ぶ手作りのゲームは子どもたちの人気を集めていました。景品のおもちゃやお菓子は自分たちで買い出しをして用意したものです。
主役は子どもたち。サポート役の熊谷さんは後ろで見守ります。
綿あめやポップコーン、オリジナルドリンクを販売する食べ物のコーナーは3時間ほどで完売し、商売塾は大きなトラブルもなく終えることができました。

保護者・菅原佳奈子さん:
「準備から売り込み、片付けまで全部やれるのは良い経験。仕事にしても学校にしても役立つ社会経験になる」

中学生:「わたあめも休憩がなくてずっと売れていた。普段人とあまり話さないけどこういう場で笑顔で接することができた」
子どもが楽しく学べる町に

女川向学館スタッフ・熊谷祐輔さん:
「商売塾に買いに来る客は町内に住んでいる人たちが多い。商売塾は町内の人に支えられながら続けられていると、毎回販売するたびに実感している」
被災地の学びと賑わいを支える女川向学館で、熊谷さんはこれからも「ナナメの関係」で子どもたちを支えていきます。
女川向学館スタッフ・熊谷祐輔さん:
「子どもが気楽に楽しく学べる町になればいい。女川の子たちがここがあれば楽しく学べる場所なんだと思ってもらえるような保護者にも思ってもらえるような場所でありたい」
女川向学館では、女川町内の小学生から高校生までおよそ100人が利用していて、このうち中学生は町内の3分の1の生徒が通っているそうです。
愛称が「ドラゴン」だという熊谷さんですが、今後も活動の幅を広げて、地域の人たちにも向学館の「ドラゴン」と覚えてもらいたいと話していました。














