東北新幹線と上越新幹線の下りの終電が、2026年の春から繰り上げられることになりました。

JR東日本が、11日に明らかにしたものです。

それによりますと、対象となるのは東北新幹線の東京~盛岡間と、上越新幹線の大宮~越後湯沢の間の下りの終電です。

具体的には、東北新幹線では、東京発22:44那須塩原行きと、21:44発仙台行き、20:20発の盛岡行き、
上越新幹線では、東京発22:28越後湯沢行きを、それぞれ20分程度繰り上げるということです。

JR東日本では、繰り上げの理由を、レールや架線の交換、トンネルの補修などのリニューアル工事の時間を確保するためとしています。

東北新幹線の東京~盛岡間や、上越新幹線の大宮~新潟間は、開業から40年以上が経過し、工事量が増えている一方で、工事の担い手は減り続けていて、終電を繰り上げることで、施工効率を上げる必要があるとしています。

2024年の春には上越新幹線の大宮~高崎間と、越後湯沢~新潟間で終電を20分繰り上げていて、それによりこの区間の施工効率をおよそ10%向上させることができたとしています。

北陸新幹線は対象外で、JR東日本では、利用状況を踏まえた終電前の臨時列車の設定などを検討していて、具体的な発車時刻などの詳細は決まり次第明らかにするとしています。