政治団体「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志容疑者が、元兵庫県議の名誉を毀損した疑いで9日、逮捕されました。警察は、逃亡や証拠隠滅の恐れがあることから、逮捕に踏み切ったということです。

発端は何だったのか 県議死去後も続いた誹謗中傷

山形純菜キャスター:
これまでの経緯を振り返ります。2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事にパワハラ疑惑が浮上しました。百条委員会のメンバーとして斎藤知事を追及していたのが、兵庫県の竹内英明元県議です。

その後、斎藤知事は一度失職し、兵庫県知事で立候補すると、NHK党の立花容疑者も立候補し再選を支援しました。一方で立花容疑者は、街頭演説などで竹内氏を名指しで誹謗中傷をしていました。

斎藤知事が再選すると竹内氏は県議を辞職しましたが、その後も立花容疑者の誹謗中傷は続きました。竹内氏は2025年1月に亡くなりました。

立花容疑者による、竹内元県議についての発言は下記のようなものがあります。

▼2024年 大阪泉大津市長選挙での街頭演説
「警察の取り調べを受けているのは、多分間違いない」

▼2025年1月 竹内元県議の死亡後
「どうも、あす逮捕される予定だった」