「公的機関に捕獲専門員を置くべき」専門家が指摘

“趣味任せ”では限界がきているクマ対策。最近では自衛隊が「わなの運搬・設置」など、クマ駆除の後方支援を行っているほか、11月13日からは、警察官がライフル銃でクマの駆除をすることが可能となります。
伊吾田准教授は「日本の仕組みは遅れている」とした上で、「公的機関に捕獲専門員を置くべき」と指摘します。
前述のとおり、猟師の多くは専業ではなく“趣味”で狩猟に携わっている人たち。「公共の仕事」である駆除を「趣味の人」にお願いしているような状況が起こっているなか、“趣味任せ”では限界があるのではないか、ということです。
ただし、クマ対策の人員なども含めて「公務員の仕事」となるのであれば、それ相応の市民の負担が必要になる、という意見もあり得ます。
クマの被害が増えるなか、その対策の担い手について、より広く深い議論が必要な状況になっているのかもしれません。
(2025年11月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)














