元メジャーリーガーの松坂大輔さんが長野市で野球教室を行いました。「平成の怪物」として注目を集めた松坂さんですが、実は小学校のときに「野球を辞めたい」と思ったことがあったそうです。松坂さんはどう乗り越えたのか。令和の小中学生たちに語りました。

松坂大輔さん:「少しでも野球がうまくなる、野球が好きになるきっかけをつかんでほしいなと思っています」

長野市のグラウンドで指導する松坂大輔さん。プロ野球・西武やメジャーリーグなどで活躍した「平成の怪物」の登場に令和の子どもたちも大喜びです。

野球教室は、東京の生命保険会社が子どもたちに夢や生きがいを持ってもらおうと企画したもので、松坂さんは特別講師として招かれました。

参加したのは、上田市と諏訪市にあるチームの小中学生およそ30人。

まずはキャッチボールから。そして、剛腕で鳴らした松坂さんから直接、ピッチングのコツを教わったり、バッティングの指導を受けたりしました。

松坂大輔さん:「おしりの横に目がついていると思って、その目をキャッチャーに向けていく。バランスよく立つ」

子どもたちは、1時間余り、松坂さんの話に熱心に耳を傾けました。

その後は保護者も加わり質問タイムも。

保護者から:「うまくいかないとき。そういうときに気持ちの持ち方はどうされていましたか?」

松坂大輔さん:「(小学5年生のときに母親に)ちょっと野球辞めたいと言ったら、その時に親から言われたのは、『自分からやりたいと決めたことは最後までやりなさい』と。プロに入って、けがをして心が折れそうになったときに、必ず思い出すのは、その母とのやり取りだったので、母がそう自分に言ってくれたことは感謝している」

参加した子どもは:「キャッチボールしたときは、緊張して頭が真っ白になりました」
参加した子どもは:「野球を教えてもらって、すごくうれしかったです」

松坂さんとの記念撮影やサイン会も楽しんだ子どもたち。元メジャーリーガーの言葉はどのように響いたのでしょうか。