東京とは異なる”福岡の需要”

人気が集まる福岡での不動産投資。

ただ、いくつか東京との違いがあるといいます。

その一つが、“実需型”です。

東京では投機目的が中心なのに対し福岡では日本を訪れた時のホテル代わりに使うなど、実用的な使い方を検討している人が多いということです。

そして、もう一つの違いが人気の高い物件の種類です。

福岡で特に注目されているのは、新築マンションではありません。

福岡では「空き家」が人気

グランアセットマネジメント 田中宏幸社長
「外国の方に関しては伸び率としては空き家が近年多くなってきている。ここ2~3年で月に10件~20件の問い合わせは空き家に関して入ってくる」

総務省の調査によると、高齢化や人口減少を背景に、日本の空き家の数は2023年時点で900万戸に達し、過去最高となっています。

そんな空き家を、DIY文化が定着しているアメリカ人やオーストラリア人が購入し、リノベーションするなどの動きが福岡で加速しているのです。

グランアセットマネジメント 田中宏幸社長
「新築マンションを投機目的で購入されてキャピタルゲインを狙って購入し続ける層には、(外国人政策で)ある程度、制限すべきだと思います。一方で、日本の国内の投資家が購入されない物件、流動性がない物件を外国人が購入される、(売主にとっては)もう誰も買ってくれなかったけどやっと手から離れる。新築マンションと空き家・中古というのは似て非なるものなので、分けて考えるべきです」