「相手を抜くことを考えてない、抜けて当たり前」その後を考える

柿谷:まあでも何といっても、ドリブルっていうのは誰よりも自信があるんじゃないですか。

久保:どうでしょう。確かに今、僕はウイングでプレーすることも多いんですけど、基本的にボールを持ってフリーだったら、最近はあまり相手を抜くことを考えてないので、なんかもう抜けて当たり前だから。その後シュートへ行くのか、じゃあクロスか、シュートにいきたいんですけど、シュート行けなさそうだから、縦抜くかとか。そういう感じで、目の前の相手をどうしようっていうのは、最近あまり思うことがなくなりましたね。

柿谷:(サッカー選手としての)最終目標のところでは、、

久保:やっぱり中央でボールを受けて、3人、4人と交わしていける選手になりたいなと。じゃあバスケットと言ったら華麗なフェイントからのスリーポイントだったり、野球だったらホームランだったりという風に、サッカーは多分一番格好いいのはドリブル独走ゴールが一番格好いいと思うので。テクニックはあると思っているので、あとは(独走ゴールを決めるために)能力のところも底上げしていって、いいプレーが出来るようになればなと思います。

柿谷:見たいなぁ。

久保:頑張ります。

柿谷:日本代表として戦術をもっと極めるのか、やっぱり個をもっと強くするのはどっちが必要だと思いますか。

久保:最後のところを決めるのは、やっぱり個だと思うので、そこがまず一番大事になってくるのかなと。それは森保監督も日頃から最後のところは個が試合を決めるってよく言っているんで。それは理想はメッシが10人いたら...メッシ10人じゃダメだとは思いますけど、極端な話をすると。

柿谷:ダメかな?

久保:どうなんでしょうね。全世界の選手で、11人同じ選手でプレーするとしたら、多分、バルベルデ選手(27、レアル・マドリード)が勝つと思うんですよ。

柿谷:そうなんや(笑)

久保:ああいう選手日本代表にも欲しいなとはすごい思いますので、対戦していて。