1人で店を切り盛りしているため、営業が始まると田中さんは翌日分の準備にかかります。

豚まんの中身=タネづくりです。信州産の豚バラ肉を機械でミンチにするのではなく、包丁で切っていきます。


豚まん工房まるよし 田中良勝さん:「変わっていませんね。これがいいだろうと思って、ずっと手切りでやっています。食で一番大事なのはバランスだと思うので、柔らかい皮に柔らかいミンチだとインパクトに欠けると思って手切りで塊のようにして食べ応えがあるようにしています」

具材は、シンプルに豚バラ肉とタマネギです。田中さんの豚まんに欠かせない材料ですが、猛暑などの影響で価格が高騰したと言います。


豚まん工房まるよし 田中良勝さん:「ここのところえらい上がっちゃって。豚肉も50年の付き合いのある白馬の肉屋さんから上げると7月に言われて仕方ないなと思いながら、その時に玉ねぎも上がっちゃって北海道で採れなくって…だから、9月に値上げさせてもらったんだよ」