自分の一部が生き続けるように…
使用する木材は、被災した家屋から救出されたもの。そのひとつひとつにはそこで暮らしてきた住民の思いが込められています。
富山大学大学院 黒山真樹さん
「人生のメインとなる部分を過ごしたお家だったので、自分の人生、自分の一部が生き続けるような気がするという思いからレスキューを依頼されました」
【レスキュー・9月23日】この日、氷見市で被災した建物を訪れたのは、地元住民や建築を学ぶ学生らで構成された”氷見古材ノットワーク”。


そのなかには、ワークショップを企画した富山大学の学生たちもいます。
彼らが行うのは、古材の救出、「古材レスキュー」です。
公費解体が予定されている建物から資材としての価値がある木材を運び出し次につなぐ取り組みです。
彼らはこれまで氷見市内およそ25棟(むね)の被災家屋から古材を救出。

救出した古材は販売会などを通してそこに暮らした人々の思いとともに次の使い手へと繋いできました。
富山大学大学院 黒山真樹さん
「レスキューした材っていうものは、前の住まわれていた方のお家から使うものなので、ただの木材じゃなくて、そこにあった楽しかった思い出とかも含まれているので、それを感じてもらいながら次使う方に大切に使ってもらいたい」















