JRが、これまでにトラブルがなかったと説明する新しい列車のエンジンで起きたトラブルについて、鉄道工学に詳しい日本大学の綱島 均特任教授はこう説明します。
日本大学(鉄道工学)綱島均特任教授
「コネクティングロッド(連接棒)が破損して、それによって非常に大きな力でエンジンのケーシング(外装)にぶつかって破損したと考えられる。過去にこのような事故が起こったとあまり聞いたことがない」

エンジンの設計や、JR北海道の検査体制に問題はなく、目に見えない「部品の内部や構造」の不具合が起因した可能性を考えています。
ただ一方で、脱線事故や保安上の不祥事が続き、国の「強化型保安監査体制」を受けている最中に起きたトラブルに、綱島教授は「原因究明のスピードアップが求められる」と話します。

日本大学(鉄道工学)綱島均特任教授
「本来起こらないような事故が起こっているので、やはりその原因究明が非常に重要になってくる。必要なのは、調査して安全であるということを早く知らせるということだろうと思う」














