実際に運転するのは、市や商工会議所の職員のほか、応募のあった市民などおよそ30人。庄原市の副市長もハンドルを握ります。
庄原市 木村 洋 副市長
「公共交通のドライバーが減っていく中で、皆で支え合いながら地域の交通を確保していくことが、これからすごく大事になってくると思っています。私が少しでもお役に立てることがないかなと思ったときに、自らドライバーをさせていただくという決断に至りました」
国の補助金を活用して導入した車両を使い、地域全体で夜間の移動を支えます。4日の運行初日。はじめての乗客は、飲み会帰りの2人組でした。
乗客
「今までは気合いで歩いて帰るか、お酒を飲まずに誰か犠牲になってもらうか、という状態でした。飲めない番(ハンドルキーパー)になると、飲めないなか夜1時2時まで付き合うのはなかなかしんどいですね」
2人を家まで送り届けるのは、普段は庄原市議会議員を務める国利知史さんです。
庄原市議会議員 国利 知史さん
「去年、利用させてもらって非常にありがたかったなというのがありますし、ドライバー不足というのも聞いていましたので、是非力になれたらと思って、(去年)ベロンベロンに酔っていた僕が、今回ドライバーやっているという状態です」
国利さんは、去年のオンデマンドバスの実証運行を飲み会の帰りに利用。夜の移動手段の重要性をあらためて感じ、ことしのライドシェアの運転手募集に手を挙げました。
およそ10分の道のりを送り届け、家の前に到着しました。














