全国への切符をかけた鹿児島県中学駅伝が指宿市で開かれました。女子は1区から激しくトップが入れ替わる好レースとなりました。

5区間12キロで競われた女子は39校が出場。各校のエースが集まる1区、序盤、先頭を引っ張ったのは、伊敷台中3年の早崎夕璃選手。集団から頭ひとつでます。

しかし、折り返しを過ぎ、徐々に後方集団が追いつくと終盤、宮之城中3年の中間望央選手がスパート。最後は後続を引き離し、トップでたすきを渡します。

(宮之城中3年・中間望央選手)「3年生である私が持ってこようと思い走った」

第1中継所、4位で姉・雪丸心那選手からたすきを受けた頴娃中2年の雪丸愛那選手。3人を抜き、2区でトップにたちます。

3区で隼人中がトップにたつと、続く4区ではきょう6日朝に出走が決まった3年生の桑幡一花選手が、区間新の走りで2位との差を19秒まで広げます。

最終5区、2位でたすきを受けた舞鶴中3年の橘あん選手が先頭の隼人中を激しく追い上げると、競技場手前でついにトップに立ちます。

大逆転で全国大会の切符を手にしました。

(舞鶴中3年・橘あん選手)「追いつくためにアンカーを任されたので、役割をしっかり果たしたいという思いで走った。全国大会では入賞を目指して頑張りたい」

6区間18キロで争われた男子は、2区でトップにたった宮之城中がその後、一度も譲ることなく、大会新記録で去年に引き続き優勝しました。

男女の優勝チームは、来月に滋賀県で行われる全国大会に出場します。