ついに氷海に突入!南極大陸 東オングル島に上陸!
途中台風に見舞われるなどのアクシデントを経験しながらも航路を進んできた「宗谷」ですが、日本を離れておよそ70日間が経過した1月16日、ついに南極大陸周辺の氷海に突入しました。
氷海では目の前に広がる流氷をかき分けながら前に進み、時には硬く大きな氷塊が航路を塞いでいましたがダイナマイトで爆破して道を切り開いていきました。
「宗谷」は24日、これ以上前進することは不可能と考え、南緯69度東経39度の地点に接岸。
29日に東オングル島に上陸を果たし、昭和基地の建設に取り掛かりました。
昭和基地建設は2月1日からの約2週間で4棟が建てられました。基地には11名の隊員が残り、「宗谷」は南極を後にしました。
南極観測船の役目を終えた現在の「宗谷」
第1次南極観測を終えた「宗谷」は1957年4月23日の夜、168日間の長い航海を終え、東京湾羽田沖に帰還しました。
その後も「宗谷」の南極観測は続きましたが、1961年(昭和36年)の第6次南極観測(翌年4月、東京・日の出桟橋 帰還)を最後に観測船としての役割を終えました。
現在では東京・江東区のふ頭で、係留展示され、実際に乗船して船内見学することもできます。














