荒茶生産量日本一の鹿児島ですが、一世帯あたりの消費金額は全国8位というデータもあります。鹿児島茶を盛り上げようというイベントが、鹿児島市ではじまりました。

かごしまお茶まつりは、県茶業会議所が県内各地で開いているもので、今回初めて鹿児島市で開催されました。

農林水産省が発表した鹿児島県の去年の「荒茶」生産量は2万7000トンで、初めて静岡県を抜き、日本一となりました。また、今年の「荒茶の一番茶」生産量も8440トンと全国トップとなっています。

一方、県内に住む1世帯あたりの緑茶の消費金額は全国8位で、5日は消費拡大を図ろうと、お茶のおいしいいれ方の実演や、摘み取って蒸した茶葉の水分を抜く「手もみ」体験のブースもありました。

(茶もみ体験)「人肌くらいの温度で、ころがすとフレッシュな香りと甘い香りが広がっていきます」

茶のふるまいもあり、訪れた人たちは飲み比べを楽しんでいました。

「とてもすっきりした味」「香りがいい」

(県茶業会議所・光村徹 専務理事)「生産量は悲願の日本一だが、ブランド力、知名度はまだまだ。PRしていきたい」

「かごしまお茶まつり」は、あす6日までカクイックス交流センター前で開かれます。