【政治とカネ】“旧安倍派7人起用”に批判も「人事については開き直った答弁」

 4日の代表質問では、立憲民主党の野田佳彦代表から「政治とカネ」「議員定数削減」「ガソリン暫定税率廃止」「企業・団体献金」などについて質問が出ました。

 まずは、政治とカネの問題を見ていきます。立憲・野田代表と高市総理の答弁は次のとおり。

 ▼立憲・野田代表「政治とカネの問題は、けじめがついたと考えているのか」
 ▼自民・高市総理「二度と繰り返さない。厳しい姿勢で臨み、ルールを徹底的に順守する」

 野田代表は、副大臣や政務官に旧安倍派が7人起用された点についても批判的に質問。対する高市総理は、「信頼を損ねたことは総裁としてお詫びしたい」としながらも、「不記載の問題について、当事者は会見などで説明し、努力が進められ、真摯に説明責任を果たしてきた」と述べました。

 「つまり『説明責任は果たしてきた』と言ったあと『二度と繰り返さない』と言った。ある意味、人事については開き直った答弁。ここでは野党側から、かなり大きな野次がわいていました」(ジャーナリスト・武田一顕氏)