「人と動物の健康」と「環境の健全性」を一体的に守る「ワンヘルス」の研究拠点の起工式が、福岡県みやま市で開かれました。

5日午前、みやま市で開かれた「ワンヘルスセンター」の起工式には、福岡県の服部知事や県議会の蔵内勇夫議長など関係者が出席しました。

センターには、人の健康や環境保全について研究する「保健環境研究所」と、動物の保健衛生を担う「動物保健衛生所」が設置されます。

福岡県は、2027年度中の開設を目指していて2つの施設の整備費用として、今年度の当初予算で54億円ほどを計上しています。

福岡県議会蔵 内勇夫 議長
「このワンヘルスセンターが国の内外、外国の研究者との交流の場にならなければ」


ワンヘルスをめぐっては県民への浸透が課題となっていますが、服部知事は「まだまだと言わざるを得ず、しっかりと取り組んでいかなければならない」と述べました。