去年、死産した赤ちゃんをごみ箱に遺棄したとされるベトナム人技能実習生の控訴審。
福岡高裁は1審の有罪判決を支持し控訴を棄却しました。
1審判決によりますと、ベトナム国籍の技能実習生グエン・テイ・グエット被告は、去年2月、福岡市博多区の交際相手の家で死産した赤ちゃんをビニール袋に入れ、ごみ箱に遺棄しました。
無罪を主張したグエット被告に対し1審の福岡地裁は、「赤ちゃんを処分しようとした」と認定。
懲役1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡し、弁護側が控訴していました。

4日、福岡高裁の平塚浩司裁判長はグエット被告の行為について「習俗上の埋葬とは認められず、死体を隠匿する行為に該当する」と指摘。
1審判決を支持し控訴を棄却しました。

グエン・テイ・グエット被告
「私は子供を捨てようとは一切考えていません。この判決を受け入れられません。」
弁護側は上告する方針です。














