新たなサービスで地域課題の解決へ。大分市の団地で住民の日常的な移動を支援するため、4日から実証実験がスタートしました。

(高橋宏明記者)「大分市の敷戸エリアで始まった実証実験。スマートフォンで予約するだけで、病院やスーパーといった目的地まで無料で連れて行ってくれます」

この実証実験は高齢化が進むエリアで買い物や通院といった住民の日常的な移動をサポートしようと大分市が実施します。4日から敷戸地区の34か所を発着地点とする無料の送迎サービスが始まり、さっそく利用する人の姿が見られました。

(利用者)「普段は住宅街の下にあるスーパーや病院だったら自転車で行くが、送迎サービスは助かります」「予約は簡単でした。分かりやすかったです。私は使わせていただきたい」

利用方法はスマートフォンなどを使い、専用ページで出発地と目的地を設定し乗車人数と日時を指定すると予約完了です。

(大分市都市交通対策課・栗林外記さん)「まずは多くの方に実証実験を利用していただき、住民のニーズや公共交通の接続などを検証して、サービスを検討していきたい」

この実証実験は11月25日から明野地区でも始まり、敷戸は12月1日まで、明野は12月19日まで実施されます。