4日午前9時頃、大分県杵築市沖の海で、漁船の乗組員が網を巻き上げる機械に挟まれ、肋骨を骨折する大けがをしました。

大分海上保安部によりますと、事故があったのは、杵築市猪尾の新廣海産所属の漁船「第七十六末廣丸(4.9トン)」です。

午前9時頃、納屋漁港の東南東約3.7キロ沖の海上で、漁を終えて漁具を洗っていた際、船上で作業していた男性乗組員の手袋が漁具を送り出すローラーに引っ掛かり、体を引き込まれて船尾の網を巻き上げる機械に胸部を挟まれたということです。

この事故で、インドネシア国籍の男性乗組員、バグス プラティオ ウモトさん(24)が肋骨5本を骨折するなどの大けがをして、別府市内の病院で手当てを受けています。意識はあって、命に別状はないということです。

大分海上保安部は「第七十六末廣丸」に乗っていた船長ら3人から当時の状況を聴くなどして事故の原因を調べています。