2位「焼却炉でゴミ燃やす」 “芋を焼いた思い出”も

2位は、「ゴミを生徒自身が学校の焼却炉で燃やす」(60.1%)。

学校の焼却炉については、ダイオキシンなどが及ぼす健康被害への深刻な懸念から、1997(平成9)年、文部省(当時)が使用を原則廃止する通知を出しました。

それまでは多くの学校に焼却炉があり、教室のゴミ箱を生徒や教師が焼却炉の中に入れる光景は日常でした。

「芋を焼いて食べた」―なんていう経験がある人も少なくないはず。

3位「給食を家まで届ける」 “もったいない精神”の象徴

3位は、「休んだ人の給食をその人の家まで届ける」(58.2%)。
欠席した子の給食のパンや牛乳を家まで届けることは、衛生面や個人情報保護の観点から見られなくなりました。

“もったいない精神”と地域のつながりを背景にした、昭和の慣習の一つといえます。給食だけなく、配布物や宿題などを近所の子が届けることもよくありました。今はLINEやアプリなどでの連絡が浸透しています。