県の日中友好協会は今年創立20周年、鹿児島市の協会は40周年を迎えました。節目を祝う記念式典がきょう3日開かれ、中国の駐日大使が講演しました。

鹿児島市日中友好協会は1985年に、鹿児島県は2005年にそれぞれ設立されました。

式典の冒頭では、鹿児島と中国の交流を深めようと県の協会を立ち上げ、今年5月に97歳で亡くなった海江田順三郎さんに、黙とうしました。

式典には鹿児島で暮らす中国人らおよそ140人が出席し、呉江浩駐日大使が講演。日中国交正常化の気運を作ったのは民間交流だったと語り、今後も若者たちの交流が必要と訴えました。

(呉江浩 駐日大使)「将来の中日・日中関係は、若者たちが作っていくもの。若い人同士の交流と教育が将来の中日関係につながる」

(鹿児島県・市日中友好協会 鎌田敬 会長)「20年前、40年前の方たちの努力があって現在がある。ひとりでは何もできない。自治体とかいろんな団体と協力しながらいろんな話し合いをして、活動していくことが大切だと思っている」